統計検定 1級 過去問 解答/解答例と解説
2014年11月30日 (日) 試験

統計応用 問1 [4]

設問の要約
  • X1,,Xn : n 個の期間について事故件数を表す互いに独立で同一分布に従う確率変数

    X¯=1ni=1nXi
    S2=1n1i=1n(XiX¯)2

  • X¯ および S2 を用いて,X1,,Xn がポアソン分布に従うか否かを検定する検定統計量を定義せよ.

  • その検定方式を導け.

解答例

単位期間における事故の期待度数は,

X¯=1ni=1nXi
ポアソン分布に従うか否かを検定する検定統計量 D は次の式で与えられ,自由度 n1χ2 分布に近似的に従う.
D=i=1n(XiX¯)2X¯=n1X¯1n1i=1n(XiX¯)2=(n1)S2X¯χ2(n1)
これを用いて χ2 検定を行う.