統計検定 準1級 過去問 解答/解答例と解説
2017年06月18日 (日) 試験

論述問題 問3 [5]

設問の要約
  • 別の化学製品の生産試作段階での実験では,効果を調べたい 2水準因子が A, B, C, D, E の 5つあるとする.

  • 実験回数が 8 回の実験で,因子 A から因子 E の主効果をすべて調べたいとき,どのような計画に従って実験を行えばよいか説明せよ.

  • また,その計画に従うとき,どのような 2因子交互作用を調べることができるか説明せよ.

解答例

例えば,D=A×B, E=A×C として 1/4 実施計画を作ることができる.

A B D=A×B C E=A×C    
No [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
1 1 1 1 1 1 1 1
2 1 1 1 2 2 2 2
3 1 2 2 1 1 2 2
4 1 2 2 2 2 1 1
5 2 1 2 1 2 1 2
6 2 1 2 2 1 2 1
7 2 2 1 1 2 2 1
8 2 2 1 2 1 1 2

このとき,列 [6] または [7] に2因子交互作用を割り付けることになる.

これらの列に割り付けることのできる 2因子交互作用を考える.

列 [6] では,B×C または D×E のいずれか一方となる.

また,列 [7] では,B×E または C×D のいずれか一方となる.