統計検定 準1級 過去問 解答/解答例と解説
2016年06月19日 (日) 試験

論述問題 問1 [2]

設問の要約
  • 台数が 1年間に 6回以上上陸する確率を求めよ.

  • 上陸回数 10回は外れ値とみなし,除外してもよいか.

解答例

上陸数が6回以上となる確率は,観測値から計算した場合は,

P(X6)=3/64=0.047
ポアソン分布による近似の場合は,[1] (2) の表より,
P(X6)=0.043+0.017+0.006+0.002+0.001=0.069
よって,大きな差はないので,確率は 0.069 程度と考えてもよい.

一方,上陸数 10回以上の年については外れ値とも考えられるが,ポアソン近似によれば1000回に1回はその事象が発生するらしいことや,実際にその事象が起こっているので,除外できない.